俺たちのホームグランド赤坂公園!

ひと昔前は、少年少女が公園のグランドで野球をする姿が街中で見られた気がする。迷惑だと感じた人達もいたかもしれない、でもそこには野球少年少女が自由に想像力いっぱいに作り上げた自分たちだけのホームグランドがあった。今回のRethink Nagoyaでは、名古屋市千種区の上野小学区にある「赤坂公園」で、毎日のように白球を追いかけ続けた田島大也さんと岡田智也さんの同級生コンビを迎え、あの頃の俺たちのホームグランド「赤坂公園」を思い出いっぱいにRethinkしてもらった!

*全ての記事の内容はあくまで個人の感想と思い出です。

家に帰ったらチャリで赤坂公園に直行。これが毎日のルーチン。

上野小学校、振甫中学校でもバッテリーを組んだ2人。久々に赤坂公園のグランドに戻ってきた。

– こんにちは!今日はお二人のホームグランド「赤坂公園」ということで、思い出をどんどんRethinkしていきましょう!

大也: 赤坂公園を語らせたら僕たちが一番だと正直自負してますねw。

岡ちゃん: 間違いないですね。僕は当時、赤坂公園の目の前に住んでいたので庭と言っても過言ではないです。

– いつ頃から赤坂公園をホームグランドとして活用していたんですか?

岡ちゃん: 小学4年生から6年生までは本当に毎日遊んでましたねw。約束もしていないのに自然とグランド横のベンチに皆んながチャリで集まってきて、誰かが野球始めるんですよ。

大也: 学校から帰ってきたらマイバットとマイグローブ持参で速攻で赤坂公園に直行ですw。それが当時のルーチンでした。

学校が終わるとこのベンチに自然と仲間達が集まった。久々にその座り心地を確かめる2人。

– 赤坂公園以外のチョイスはないんですか?

大也: 上野学区3大公園といえば、赤坂、上野、弁天なんですけど、赤坂は唯一フェンス付きの球技専用のグランドがあるんですよね。しかも千種公園や茶屋ヶ坂公園みたいに有料じゃないんで小学生のホームグランドとしては最高の条件なんです。

岡ちゃん: しかも赤坂公園には上野小の誰もが通ってた駄菓子屋「いもや」がすぐ近くにあったし、東側の入り口近くにはタバコ屋もあってジュースも買えたんで、まさに子供が集まる環境が揃っていましたよね。

– まるでナゴヤドームにAEONが併設されているような感じですね!

自分たちの想像力で出来上がっていく俺たちのホームグランド。

– 久々にホームグランドに来て何か変化を感じたりとかしますか?

大也: まず、ベンチの前のフェンスはなかったですねw。これは間違いないです。

岡ちゃん: それと、フェンスの色は絶対緑でしたw。あとフェンスがL型斜め支柱のタイプだったはずなんですよね!なんか全体的にスッキリ見えてスマートになってますね。あれ?時計の向きも違うような….w。やっぱり現場に来ないと気づかないですねw!

当時はフェンスがL型斜め支柱のタイプだったと力説する岡ちゃん。

– それだけ歳をとったと言う事ですねw。ちなみに 当時は何人くらいの仲間が集まって野球をしていたんですか?

大也: 多い時は10人以上集まっていましたよ。基本4、5人集まれば野球をやり始めますね。

岡ちゃん: 9対9では滅多にできないので、自分たちで色々ルールを決めてましたね。外野のフェンスの上段に当たったら3ベース、下段は2ベースでフェンス越えたらホームランみたいに。あとは、ゴロでも打ったボールのコースや勢いでヒットかアウトかみたいなルールを自分たちで想像しながら野球してました。

大也: 透明ランナーとかもそうですけど、それぞれが頭の中でイメージしながら野球していても、その世界がうまく共有できているんですよね!

自分達の想像力で思う存分楽しく野球をしていたあの頃。

– 確かにテクノロジーはないけど、想像力だけはやたらとありましたよねw。

岡ちゃん: あの両側にある緑の棒をポールに見立ててフェアゾーンとかも決めてましたねw。ありとあらゆる想像力を使ってオリジナルのホームグランドにしていく感じですね。

現場に来ると色々と思い出が蘇る。

– それはうまいw!確かに丁度いいポジションにありますねw。ちなみに誰が一番ホームラン打ったんですか?

大也: 通算本塁打数も数えていたんですけど、僕らの認識の中では同級生の中島が赤坂公園通算最多本塁打数の記録を持ってるはずです。

– 中島さん歴史に名を刻んでますね?

大也: でも、中島の場合はノックで打った本数も入れていましたらか非公式にはなりますねw。

– それにしてもこの赤坂公園で野球をしながら遊んでいる少年少女をあまり見かけないですよね?

大也: 今の小学生は野球以外の遊びもたくさんありますしね。それに野球をやってる子達はクラブチームとかでもっと設備が揃ったところで野球ができますからね。

岡ちゃん: 良いか悪いかは別として、僕らの時はまだ壁あてや道でも即興的に野球ができた時代でした。

大也: 設備はないけど、その分たくさん「考える」や「想像する」という事はできたのかなと思います。あとキャッチボールをしなくなってるのかなとは思います。

岡ちゃん: そうそう。最近だと禁止にしている公園とかもあるし、近所で壁あてしたら大問題ですよねw。

久々に戻ったホームグランドで生き生きとした笑顔を見せる2人。


– 時代の流れと共に公園のあり方も変わるし、ストリート野球もアップデートされていきますよね。仕方のないことだとは思いながらも何か切ないですね

大也: 公園で遊びながらやるストリート野球だけが好きな仲間もいましたからね。僕はその「遊び心」が野球には大切なことだと思います。それがきっかけで野球を好きになってくれれば嬉しいですし。

岡ちゃん: 野球を始めるきっかけとしてストリート野球の文化は残っていって欲しいですよね。野球の本質があると思います。

– 今日はすごい深い話ができました!ありがとうございました!

大也 & 岡ちゃん: ありがとうございました!


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